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一般社団法人 深谷青年会議所 2019年度 > 理事長メッセージ

理事長メッセージ

一般社団法人深谷青年会議所 第56代理事長 須藤 悟

共 創 ~ 持続可能な地域を目指して ~

明るい豊かな社会とはどのような社会ですか。そのためにあなたにできる事は何ですか。

【はじめに】

2018年5月1日深谷青年会議所は設立から半世紀を迎え、早5年が経過しました。人口減少、高齢化、産業競争力の低下など様々な課題が山積する現代。その一方で、IoTやAI等の新たなテクノロジーが生まれ、社会は凄まじいスピードで変化しています。時代は変化しつつも、そこに住まう人が地域を創っていく事は今も昔も変わりありません。また、深谷青年会議所の諸先輩方もその時代に即した運動を悩み思案しながらも、先駆けて行ってきた事も変わらない事だと思います。その歴史や繋がりと今日の自分がある事の存在理由に目を向け、報本反始の精神をもって行動する事がまさに今求められているのだと考えます。

【共感のひとづくり】

社会環境の変化に伴い、地域住民の生活形態や価値観が多様化し、人と人との繋がりも希薄化してきています。人生を幸せにするのは何か。お金や地位や名声よりももっと大切な事、それは人との良い人間関係に尽きると思います。そのためには、自ら話しかけ、気を配り、相手を受け入れにいく、そのような率先垂範の精神が相手に寄り添う事になり共感を生みます。同じ感情を分かち合う事で仲間になれる、巻き込む力が人づくりには欠かせないのです。自らの資質を高め、より多くの人と価値観を共有し、地域と地域を繋いでいく事で、一人や一つのまちでは解決できない課題にさえも立ち向かう事が出来るのです。

【共助のまちづくり】

まちづくりは人づくりが原点です。共感によって集まった力は、支え合い助け合う共助の精神により、さらに顔の見える人間関係を作る事に繋がります。お互いが不足しているところを補う共助と共感の繰り返しが、やがて共創といった誰かの為に全員が団結して力を発揮するものへと変化していきます。自分だけの為ではなく、人の為に何かしてあげる事が、心を豊かにしてくれます。そして、その思いやりがうれしい時は勿論、つらい時にもありがとうと思う事の大切さに繋がるのです。地域への関心と一人一人が常に感謝と報恩の念を持ち行動する事が人づくりとなり、人づくりがまちづくりへ、持続可能な地域へと繋がるものと確信しています。その先に、人々の笑顔と地域愛が育まれ、そこで働くすべての人に喜びとともに地域の経済成長が起こり、子ども達が夢を描けるまちへと変わっていくものと思います。

中期ビジョンは、初めて深谷青年会議所としてむこう5年掲げる事になりました。

《T3》hanks to Town
感謝であふれるまち

感謝で繋がったまちは、「ありがとう」がたくさんあるまちでもあり、このようなあたたかい気持ちを老若男女全ての人に広く伝えていく事により、この地域の「人と人の心、人とまちの心」を繋ぎ、この地域の物語を紡ぎ出していく事で、我々の存在理由「明るい豊かなまちづくり」の実現を目指していきます。

感謝し、感謝される、そんな大人の生き生きとした背中や姿、そして生まれる笑顔を広く多くの人へ伝播していく事は、そうなりたいと夢を持つ子ども達や人を増やす事にも繋がっていきます。その循環こそが人・まちを創っていきます。

このビジョンを力強く、そして運動とともに発信していきます。

【結びに】

私は青年会議所で多くの事を学びました。中でも自分の為ではなく、他の人の為になる事を大事にしようとする「利他の心」です。一人の力には限界があり、何か大きな夢を叶えようとすれば、他の人に力を貸してもらう事が必要になる事をこの学び舎での活動を通して気付かせて頂きました。だからこそ、共感し、共助し、多くの人を巻き込み、共に地域の未来を創っていきましょう。持続可能な地域を目指して。

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