2023年度理事長所信
一般社団法人深谷青年会議所
理事長 八ッ田慎治
誇り
~愛するものの未来のために~
はじめに
1964年に深谷青年会議所はこの地域の青年たちによって設立されました。先輩諸兄姉の勇気を持った考動により、この団体は地域に根付き、そして、本年は深谷青年会議所が誕生して、記念すべき60周年を迎えます。60周年を迎えるにあたり、これまで以上にメンバーが団結し、心ひとつに1年を邁進いたします。
この深谷青年会議所には先輩諸兄姉から紡がれた歴史と伝統があります。先人たちの想いを理解した上で、その想いを大切にし、新たに英知と勇気と情熱を添えて未来に送り出すことこそ、我々青年の責務です。
地域に誇りを持つ
私たちの活動する地域には多くの魅力があります。地域住民が深谷市、寄居町の魅力を再確認することにより、地域住民にこの地域に対しての誇りを持っていただくことが重要です。地域に対しての誇りを持つ課程で、地域への愛が育まれ、地域住民が進んでこのまちのPRをできる状態こそが、このまちの理想の姿です。
この地域の担い手である子どもたちはこの地域の宝物です。子どもたちが、この地域に生まれたことに誇りを持ち、そのような子どもたちを地域の未来のために送り出すことこそ、我々青年の使命です。そのために、このまちに愛着を持っていただくこと、仲間と協力して成功体験を積み重ねることで、この地域での存在意義を感じることができ、このまちでの未来を描けるのです。
組織に誇りを持つ
青年会議所はひとづくり、まちづくり団体です。ひとづくり、まちづくりのためには地域からの共感を得なければなりません。この地域には多くの団体、企業があります。その方たちと手と手を取り合い、力を合わせて、共創し、地域に大きなインパクトを残す運動をします。このような熱心な運動を積み重ねることにより、より広く深谷青年会議所が認知され、地域住民に対しての最大のブランディングになります。このような組織を持続化し、より強固なものに昇華させるために、会員拡大は必要不可欠です。さらには、塾長制度を設け、経歴の長いメンバーが新入会員や入会歴の浅いメンバーに知識を共有します。その結果、メンバーが組織に誇りを持ち、より地域に根付き、愛される団体へ成長することと信じております。
自分自身に誇りを持つ
青年会議所メンバーは、誰しもがこの地域のことを考えて、この地域の未来を見つめて、青年会議所運動を行っております。今年度はそれを大きく地域に発信できる最大の機会があります。過去への感謝の気持ちは忘れることなく、前例に囚われない大きな挑戦をしていきます。この最大の発信の機会を活かし、自分自身の成長に繋げ、自分自身に誇りを持つための糧としていきましょう。
自分自身に誇りを持つために重要な要素が、自分以外のもののために持つ覚悟です。家族、仲間、組織、地域を大切に想うことにより、自分自身の誇りは醸成されます。私たちは当たり前のように、自分以外のだれかの支えの上で、生活をしております。支えてくれているだれかのためにも本気で自分自身と向き合い、人間として成長し、誇りを醸成させましょう。
結び
私はこの青年会議所という団体は魅力に溢れる団体だと信じています。個人が望めば臨んだだけの経験をさせてくれる。そんな夢が詰まった団体だと考えます。青年会議所は修練、奉仕、友情を積み重ねて、人間として成長していく団体です。青年会議所運動の過程で、物事から逃げたり、避けたり、背を向けてしまえば、成長はかないません。しかし、不器用でも、泥臭くても、失敗しても、本気で前進することのみ成長に繋がるのだと、私は信じております。自分の頂きを見据え、全力で考動し、失敗を恐れず大きな挑戦を共にしていきましょう。
本年度60周年を迎える私たちであるからこそ
過去に囚われることなく、勇気を持って踏み出そう。
新たな1歩、愛するものの未来のために