理事長メッセージ

一般社団法人深谷青年会議所
第59代理事長 布施淳一郎

感謝と成長

~その先の輝く未来へ~

はじめに
深谷青年会議所は「明るい豊かなまち」の実現のために、1964年に同じ志を持った青年により設立され、59年目の今日に至るまで、奉仕、修練、友情を真剣に考え、育んできた団体です。58年もの長きにわたり、諸先輩方が引き継いできた想いがあったからこそ、私たちは今も運動を止めずに行動を起こしています。

新型コロナウイルス感染症は、私たちが住む深谷、寄居地域の社会全体に大きな影響を与えました。社会がアフターコロナの時代を迎えている今、これまでに無い新しい手法を模索し、このまちに必要な行動を私たちが先駆けていく必要があります。

まちおこしと魅力の追究
私たちの住む地域では近代経済の父、渋沢栄一翁で盛り上がりを見せ、2022年秋の開業予定でもあるアウトレットモールの建設など、この地域は今もなお発展し続けております。この地域には農産物に代表されるような多くの魅力があります。しかしながら、まだまだこの地域には隠れた魅力があると感じます。今ある地域の魅力の発信をすると共に、この地域にある隠れた魅力の追究をして、その魅力を最大限に引き出し、ブランディングして認知度を高める必要性があります。新たな価値の創出により、私たちは様々な団体と手を取り合い、地域を大きく巻き込み、まちを活性化させて、この地域の方々と、共に郷土愛を育みます。

その先に、私たち深谷青年会議所のメンバーと、地域の方々がより深い関係を築き上げて、共に明るい豊かなまちを創出して参ります。

未来を担う子どもたち
明るい豊かなまちの実現に必要な存在として未来を担う子どもたちがいます。昨今、子どもたちの生活にインターネットが浸透し、情報量は膨大で、すぐに答えを調べられるなど便利すぎるが故に、自己の思考力が低下しているのも事実であり、失敗やミスを恐れ、行動を起こせない傾向にあります。

子どもが成長していく上で、必要な資質として自分のあり方を自らが理解して、ポジティブに物事を考えること、すなわち、自己肯定感の育成が必要です。

自己肯定感を養うことで自己啓発に繋がり、人として一回りも二回りも成長します。失敗から学び、子どもたちが実体験を通じて自ら答えを導き出す機会を作り、思い切ってチャレンジできる環境が必要なのです。失敗を恐れず行動することで、自信を養い、それが子どもたちの大きな成長に繋がると確信しております。

埼玉ブロック協議会との連携
深谷青年会議所は2022年度、17年ぶりに埼玉ブロック協議会の会長を輩出します。

会長輩出LOMとして、深谷青年会議所のメンバーは当事者意識を持って行動を起こさなければなりません。私たちは埼玉ブロック協議会と手を取り合い、深谷青年会議所として埼玉ブロック協議会のスケールメリットを最大限に活用して、また、私たちが住む地域を各地青年会議所にPRして、深谷、寄居地域の活性化に結び付けていきます。

結びに
深谷青年会議所は感謝であふれるまちを目指しています。だからこそ、私たちは地域に対して、常に感謝の心を忘れてはなりません。そして、SNS等のデジタルツールが普及し、人間関係が希薄化している今だからこそ、全てのメンバーが礼儀礼節を持って相手に対する敬意や感謝を表現することが必要です。礼節を重んじることで、その人の考え方が変わります。謙虚な心を持って、この地域を支えていきましょう。

人は誰しも周りの支えがあり、困難を乗り越えた時に、人のありがたみを深く感じ、人は成長を感じます。その感謝、成長の繰り返しがその人の自信となり、更なる行動を呼び起こすのです。変化したその人の行動が家族、会社、社会、青年会議所をより良いものへと変えていくのです。

決して感謝の気持ちを忘れずに、人として更なる高みへと成長していきましょう。